化学のすすめ④溶解度積

こんにちは、スタッフの恵美です。

溶解度積の問題は苦手意識のある人が多い分野だと思います。
苦手だけどあまり出題されないし放置・・・と思っている人は損してますよ!

溶解度積問題は、状況把握が大切です。

まずは溶けているイオンの種類の把握!

これができないと始まりません。
二次試験の問題になると、異なる種類の金属化合物を複数組み合わせた問題がよく出題されます。さらに嫌なことに、共通のイオン(例えばAgClとNaCl)が絡んでくることが多いですね。今どの金属化合物が析出していて、どのイオンが溶けているのかを把握することが大事です。

次に大前提として

無機化学の知識が必須

ということです。イオン同士がどのように結合するのかはもちろん、複合問題として水溶液の色や無機物質の性質について問われることも多いです。

最後に一番大事なこととして

溶解度積の公式は、沈殿が生じているときにしか使えません!

溶解度積とは、そのイオン同士が沈殿を生じるギリギリの濃度の積のことです。なので、そもそもこの濃度に達していない状態ではこの公式は使えませんね。逆の言い方をすると、溶解度積の公式は、①沈殿が生じている状態の水溶液のイオン濃度を求めるとき、②ある状況において金属化合物が沈殿を生じているかの判断、にしか使うことができませんのでご注意を!

決して簡単な分野ではありませんが、出題されたときはすごく差がつく問題です。みなさん頑張って取り組みましょう!