京大医学部生が解説する、京都大学医学部の大学生活の特徴

みなさんこんにちは、そして初めまして!
京大医学部6年生(6回生)のかずき(@kiyoc1220)と申します。

僕はメッドエースに所属している家庭教師ではありませんが、今回、メッドエース代表の松本に声を掛けていただきまして、友情出演という形で京大医学部の大学生活の特徴について話していきたいと思います。松本とは中高の友人で、大学進学後もちょくちょく会う仲です。今回、愛知県の中高生やその保護者の方に、京都大学医学部について知ってもらうのもいいんじゃないかと相談を受け、こちらに記事を書かせていただくことになりました。

 

まず自己紹介ですが、出身は名古屋の東海高校というところです。
東海高校は、名大医学部に毎年数多くの合格者を出していることで有名な学校ですね。
そして京大医学部に現役で合格し、この春で6年生になりました。
入学してからは家庭教師として様々な生徒さんを指導してきまして、現在関西で3人の生徒さんを指導しています。

さて、自己紹介は以上にして本題に入っていきましょう。

 

 

京大医学部の特徴1:他学部とキャンパスが同じ

 

厳密には、他学部とキャンパスが隣同士で、同じ地域で生活しているということです。

他の大学を見ていると、医学部だけキャンパスが異なる場合が多いです。
例えば、名大医学部や阪大医学部などの総合大学でも医学部だけキャンパスが離れていますし、○○医科大学(単科大学)はそもそも医学部しかありません。

京大は全ての学部のキャンパスが同じ場所にある珍しい大学なのです。

医学部ではほとんどの人が医学部だけで構成される部活に入りますが、京大医学部の学生の中には、立地が同じことを生かして、一般のサークルに入る人もいます。

実際、京大は比較的他学部の人と交流がしやすい環境だなと思います。

また、高学年になってからも、本来1年生で受ける一般教養の科目の授業を好きなように受けることができるなど、意外とメリットがあります。

 

 

京大医学部の特徴2:自由

 

京都大学の一般的なイメージとして、「自由」というのがあるかと思いますが、医学部に関してもこれが当てはまります。

例えば、3年生~4年生の間にある医学の専門科目では、ほぼすべての科目で出席が取られません。
これは他の医学部ではまずあり得ないことです。

「授業に出席するも欠席するも自由だが、テストだけはちゃんと勉強して点数を取ってきてね」
そんなスタンスです。
課題や出席を強制されることはほとんどありません。

ちなみに、東海高校の校風もそんな感じでした。(笑)

これには人によりメリット・デメリットがあるかと思いますが、強制されなくてもいざという時は自分からちゃんと勉強できる人が向いていると思います。

逆に、今まで親や学校に強制されて勉強してきた人の中には、残念ながらテストを通すことができず留年してしまう人もいます。

そんな「自由」の校風が、後述する様々なカリキュラムの中に浸透しています。

 

 

京大医学部の特徴3:長期休みが日本の医学部で1番長い

 

これは他の大学の人の話などを聞いていて確信したことですが、長期休みが医学部で一番長く、そしてその休みが他の学部並みに長いです。

医学部では他の学部に比べて授業が詰まっているため、通常夏休みや春休みなどの長期休みが短くなっています。

もちろん京大医学部でも他の学部より休みが短い時もありますが、逆にそれより長い時もあります。

例えば、4年の7月から3月までの9か月間は、研究室に1か月半と実習が約1か月ある他はテストが2回あるのみで、ほとんど学校に行く必要はありません

他の大学の医学部の人にこういう事を話すと、結構びっくりされますね。

 

京大医学部の特徴4:マイコースプログラム

 

マイコースプログラムとは何かというと、4年生の9月ごろに約1か月半、好きな研究室に配属するプログラムです。

このプログラムのメリットは、アメリカやヨーロッパなど海外の研究室に留学できるということです。

僕の学年は30~40%くらいの人が海外の研究室に行きましたね。
もちろん、iPS研究所など京大の研究室も自由に選択できます。

また、このプログラムの期間外でも、自由に好きな研究室に通うことができます。
京大医学部と言えばやはり研究のイメージが強いですよね。

研究に興味がある人は1年生の時から通っていました。

 

 

京大医学部の特徴5:臨床イレクティブ実習
 

医学部の5、6年生の2年間は病院で実習をするのですが、その間に3か月半、自由に実習先の病院・診療科を選択できるイレクティブ実習というものがあります。

これが凄いカリキュラムで、他大学では大学病院の診療科と、大学が持っている関連病院から自由に病院・診療科を選択できるのが普通なのですが、

京大では日本中の病院、開業医の診療所、そして海外の病院も選択できます。
そして、なんと研究室も選択できますし、その他医療分野の施設ならだいたい世界中どこでも行けます。

本当に自由です。僕は外国の医療に興味があり、アフリカのケニアの病院に行ってました。

この学年になって、京大医学部のありがたみを痛感しましたね。

 

 

京大医学部の特徴6:卒業試験がない

どの医学部も6年生になると卒業試験があり、これに合格しないと医師国家試験を受けられないのですが、京大はその卒業試験がありません!

そのまま全員国家試験を受けられるというわけです。

卒業試験の勉強をする必要がなくなるため、5、6年生の2年間は医師国家試験の勉強だけに時間を割くことができます。

時間に余裕があるため、他の様々な勉強・活動をしたり、アメリカの医師国家試験(USMLE)の勉強をしたりする人もいますね。

京大医学部の特徴7:推薦入試がある

実は、最近京大医学部で一般入試に加えて、推薦(特色)入試というものが始まりました。
これは、優秀な医学研究者を育てたいという大学側の意向で、一般入試では計れない飛び抜けた資質を持つ人材を募るためのものです。

入試問題は理科に関する小論文式試験1つと面接だけなのですが、一般入試に比べて大変難易度の高いものになっています。

定員は5名に設定されているものの、合格者が5人出た年はかつてなく、合格者は毎年数人ほどとなっています。

求めている条件に合う受験者だけを合格させているようですね。

また、応募条件も厳しいものになっています、以下の昨年度の募集要項を参考にしてください。
令和2年度京都大学医学部特色入試学生募集要項

募集要項を見てみると、国際オリンピック出場経験者であれば高2から飛び級も可能らしいです(今のところまだ飛び級合格者は出ていないようです)。

 

最後に

以上、京大医学部について紹介させていただきました。

医学部志望の方で、志望校を迷っている高校生の参考になれたら嬉しいです。

それではまた!


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