慶應大学医学部生が解説する、慶應大学医学部の大学生活の特徴

初めまして!慶應大学医学部6年生の波多野と申します。

簡単な自己紹介です。愛知県内の私立滝中・高に通い、大学進学を機に上京しました。大学では主に部活と研究 (脳がどう作られるかについて)をして過ごし、現在は皆さんと同じく試験に向けて勉強の日々です。

今回は小中高の同級生だった真野くんとの縁で、慶應義塾大学医学部についてこちらで紹介させて頂きます。伝えきれない魅力が他にもたくさんありますので、少しでも興味を持たれた方はHPなどチェックしてみてください!



様々なバックグラウンドを持つ仲間

およそ1/3が慶應義塾の附属高校からの内部進学生というのが大きな特徴です。附属高からは、部活で全国大会に出るような人や高校時代から医学部の研究室で研究を始めている人など、いわゆる進学校出身者とはまた違った背景を持つ人たちが集まります。医学部へ進学するとどうしてもバックグラウンドの似た人が集まるように思いますが、様々な価値観を持ちながら、同じ医師を目指す仲間が集まる環境はなかなか得難いものかもしれません。

残りの2/3が大学入試で入学するわけですが、そのうちの大半が関東圏の進学校出身者です。地方出身者で一人暮らしをしているのは、私の学年ではおそらく数人です。これには最初驚きましたし、少し寂しいとも思っていました笑。それでも慣れてくると、実家暮らしの同期たちが気を使ってくれたり、先輩方もご飯に連れて行ってくださったりと、周りの方達のおかげでむしろ過ごしやすく感じることが多くなりました。

海外での臨床研修留学

5年生の冬に約1ヶ月間、臨床実習の一環として海外に留学することができます。留学先はアメリカやイギリス、ドイツ、スウェーデン、中国、台湾、東南アジアなど選択肢が幅広いことが特徴です。海外での臨床実習を経験するのはひと学年につき合計約40名に上り、在学中に短期留学を考えている人には嬉しいポイントかもしれません。加えてこれらの大学とは提携を結んでいるため、留学に際必要な授業料の負担額が大幅に減ります。私もちょうどコロナウイルスが騒がれる少し前まで米国に留学しましたが、提携がない場合に必要な授業料の数十万円が免除されており、大変助かりました。

“半学半教 の精神 ”

これが一番大事なポイントかもしれません。何だか聞き覚えのない言葉かと思いますが、創立者の福沢諭吉が残した精神の一つに半学半教というものがあります。先生も生徒も”お互いに学び・教える”、というような意味ですが、この言葉通り試験でも部活でも年上年下関係なく助け合います。何かにつけて大事な情報は学年全体で共有するため、試験の時も困りません。国試の時も勉強が遅れている人は進んでいる人とペアを組んで勉強する、というような学生が自主的に行なっている仕組みもあります。

その他もろもろ(だけど結構大事)

出席必須の授業が少ない

医学といっても幅広く、医学部に入っても、この授業じゃなくて 正直他 のことをしていたいな ぁ..なんて思うことが一度はあるでしょう。基本 は毎日 出席という医学部も多いと聞きますが、必ず出席という授業はおそらく少ないです。「やりたいことがあるのに授業が多すぎて余裕がない」という状況にはなりにくいかと思います。

卒業試験なし

これもかなりありがたいポイントです。6年生になっても学校の勉強以 外に時間を割くことができます。研究や部活、実習さえなければ旅 行でも 自分 の好きな ペースで生活ができます。

東海地方出身者が地元を離れて東京へ出るということ

名古屋は東京・大阪に次ぐ大都市だと言われますが、名古屋の外に出てみるとこの地方の出身者はとても少ない様に感じます。実際、大学の同期にも愛知県出身者は私以外いません。ここは住みやすくて、帰省するたびに戻りたいなぁと思うような、住んだことがある人にしか分からない魅力があります。ある教授とお話しした際に、愛知出身者は本当に帰巣本能が強いよ ね、と言われたことがありますが、その通りで、例えばこのまま県外で 働くとしてもいつかは帰りたいとずっと思わせてくれるような土地です。でも、同じようにそこに生活しなければ分 からない魅力 がこの東海三県 の外にもたくさん存在します。僕自 身もまだ長く生きていないので断言はできませんが、それを実際に生活して 肌で感じることができるのは大学生の間だけかもしれません。特に医者になれば多くの人は同じ地方の病院 で長く働くという生活が待っています。今、少し 勇気を出して実家を離れる、というのも悪くない選択肢の一つではないでしょうか。実際にここから出てみて何を感じるかは人それぞれです。

僕自身は生まれも育ちも ずっと愛知県 内の同じ街にいて、中学校・高校も初めから知り合いがいる、というような環境でした。一転して、大学では知り合い ゼロ、 頼れる 親戚 もいない、という状況 からのスタートだったのに、今は周りの方達に恵まれて 楽しく過ごしています。一から自分 の力で人との繋がりを 作っていくという経験ができて少し成長 したな、と感じるのと同時に、これ全部両親やその他周りにいるたくさんの人のおかげだな、と感謝の気持ちも強く沸きました。

もちろんお金がかかることですし、今まで考えていた道を考え 直すというのもストレスのかかることではあるので、全員に強くおすすめ!というわけではありません。ただ、勇気がでなくて迷っていたり、ほんの少しでも興味があるけど周りには言い出せていないというような方の背中を少しでも押せたらいいな、と思いこの文章 を書いています。地元にいるぞ! という方も、違う選択肢も考えてみたらどう考えてもやっぱり合わない、自分 は絶対残る、そのために勉強がんばろう、と思えるかもしれません。こんなところまで読んで下さった方、ありがとうございます。

まとまりのない文章ですみません。受験生の方は悔いのないようこの一年頑張 ってみてください。将来 、どこかでお会いできる時が来るのを楽しみにしています。