京大工学院生が解説する、京大工学部の大学生活の特徴

こんにちは!

京都大学大学院工学研究科修士2回生の木村と申します。

僕はメッドエースに所属する講師ではありませんが、高校の同級生である松本君に声をかけてもらい、ブログを書かせていただくことになりました。

簡単に自己紹介しますと、僕は東海高校を卒業した後、京都大学工学部工業化学科に進学し、現在は大学院で電池の研究をしています。

今回は僕の在籍していた工業化学科をメインに、工学部の大まかな流れや雰囲気を簡単に紹介していこうと思います!



1 ~ 3回生

京大工学部では1 ~ 3回生は吉田キャンパスで座学と実験技術を学び、4回生では大半の学生が桂キャンパスへと移り、それぞれの研究を始めていくという流れになります。

吉田キャンパスでは大まかに分けて1回生で共通科目を、2~3回生では専門科目と実験を学びます。理数系科目については指定された科目群から選択する形ですが、その他の科目では自分の好きな講義を受講することができます。ノーベル賞受賞者の山中先生や京大総長らが講義をする「生物学のフロンティア」は特に有名ですね。その他にも「睡眠文化論」などのユニークな講義や、短期の海外研修に行くことができる国際共通科目というのもあります。

京大工学部では入学時点で6つの学科に分かれているため、希望するコースには成績が考慮されるものの、東大のように成績が悪くて志望度の低い学部に入らざるを得ない…ということはありません。そのためか自由の校風もあいまって、講義では真面目ながらもゆるい雰囲気があります。(僕の下の代からGPAが導入されたので変わったかもしれませんが)

一方で講義によってはゆるすぎる雰囲気(と先生の質)のため出席率が1割くらいのものもあり、それに慣れてしまうと自堕落な生活になってしまうこともあります。そのため普段から勉強と遊びのメリハリをつけることを意識しておくことが大切です。

ちなみに忙しさについては学科ごとにコース分けのタイミングやカリキュラムが大きく異なるので一概には言えませんが、実験がない学年では比較的自由な時間は多いと思います。サークル・バイトと両立することは十分可能です。

(主観ですが電気電子工学科、工業化学科、建築学科≧情報学科、物理工学科≧地球工学科の順に忙しいイメージです)

工業化学科について少し紹介しておきます。興味のない人は読み飛ばして下さい。

工業化学科では1~2回生前期まで共通科目と専門科目の初等過程を学び、2回後期からは1:2:3の比率で化学プロセス工学、創成化学、工業基礎化学の3コースに分かれて、それぞれの専門科目を学びます。1回生では取るべき共通科目が多く割と忙しいものの、取り切ってしまえば2回生ではかなり時間に余裕が生まれます。3回生では本格的な実験が始まりますが、工基礎コースを例にすると週3で実験があり、1週間のレポート枚数が多い時で30枚以上の分量(しかも手書き指定!) になることもあるため、時期によってはかなり忙しくなります。 そのため2回生の専門科目が簡単なうちにきちんと成績を取って、研究室の配属希望が通りやすいようにしておくことが実は大事だったりします。

 工業化学科ではそれなりにやることはある一方で、ノーベル賞受賞者を3人も輩出しており、化学に関しては世界でもトップクラスの環境だと思います。教授の方々は世界的にも著名な方々ばかりですし、桂キャンパスの施設類は規模・質ともに充実しています。化学を本気で勉強したい人にとってはとてもおすすめです!

4回生~

 4回生からはコースによって異なりますが、成績やじゃんけんなどでそれぞれ希望の研究室に配属されます。

そしてここが他の学部と最も違う点なのですが、情報学科以外の学生の大半は京都市西部にある桂キャンパスに移ることになります。桂キャンパスは山の上にあるため、多くの学生は駅からのバスや原付で通っています。(まれに大学からクマ出没注意のメールが来ます、自然豊かな環境ですね笑)

立地上、吉田キャンパス付近にあるような娯楽施設はあまりありません。しかし甲子園28個分の面積を誇る敷地と最先端の実験機器が揃っており、研究に打ち込むには最高の環境だと思います。機会があればオープンキャンパスで訪れてみてください!

最後に

以上、京大工学部について紹介させていただきました。

少しでも志望校を迷っている高校生の参考になれば幸いです。

疑問があれば京大受験生サポート掲示板なども利用してみてください!

それではまた!