受験のスタート
受験生の1人にでも響いてくれれば幸いです。僕が受験勉強を本格的にスタートさせたのは、最後の行事、運動会が終わった5月ごろでした。その時期まで何もしていなかったというと嘘になるので言います。物理と英語は高2から塾へ通ってました。理由は、物理は得点差が出やすい科目であり、英語はやはり時間のかかる科目だからです。
勉強内容の決め方
それでは、5月頃から受験勉強をどのように進めてきたかを述べていきます。それは、起床後、今日は何しようかなと考えるだけです。1週間、1ヶ月単位の勉強スケジュールというものは立てたことがないです。なぜかというと、スケジュールを立てることは、自らに重圧を課すことになるからです。
自由に伸び伸びと勉強しないと効率は上がりません。1日12時間勉強できちゃう日や1時間しかできない日があってもいいと思います。人間ですから。
ではどのようにその日する科目を選ぶか、それはズバリ、点数が低い科目です。これに尽きます。得意な科目は勉強したところで得意です。対して、苦手な科目は伸びしろがあることだけが救いです。
各科目の勉強法
最後に、個々の科目の勉強法を掘り下げていきます。
英語
文法、単語は完璧さを求めるとキリがないので、見切りをつけて長文問題。教材は塾のと、“やっておきたい“英語長文(名前に惹かれました)。そして赤本。慶医と府立医科の難難セットがお勧めです。また、TEDを楽な姿勢で見るのもいいと思います。
数学
昨年の入試問題を解ければいいと考えたので、数研の入試問題集2019をやりました。そして赤本。数学が一番学校による問題の傾向に差が出るように感じたので、過去問はやった方がいいと思います。
国語
学校が力を入れている科目だったので、学校の授業がメインでした。答えを書かないと国語は始まらないと思うので、問題演習の時は、とにかく答えを書き空欄にしませんでした。
物理
ニューグローバルで基礎問を解き必要な公式等を覚え、良問の森。良問の森は問題数が少ないうえに、二次にしっかり対応しているので良問の林、いや森です。
化学
学校の教科書と基礎問題精巧と標準問題精巧をやりました。この3冊さえあれば、独学で高得点取れると思います。基礎問、標問合わせて200問ほどで二次までほぼ100%カバーしているのが強みです。
日本史(センター)
教科書を読んで、赤本。80点確実に取れるようにして、あと残りの20点から期待値等を考えると8点ぐらい取れると思います。そうすればもう88点、高得点の出来上がりです。ハハ。
編集スタッフのコメント
科目ごとの詳しい勉強法を紹介していただきありがとうございます。貴重な体験記を書いていただき、感謝しています!
きつめの計画を立てて達成できなそうになると諦めて何もできなくなるタイプの人は(僕です)、このようなやり方を試してみる価値はあるのではないでしょうか。
苦手科目はやらないといけないとは分かっていても遠ざけてしまうものです。しかし、できなかったことをできるようにすることが成績を伸ばす近道であり、勉強の意味そのものでもあるので、むしろ優先して時間を使うべきですね。