2020年度 名大医学部合格体験記⑲ -苦手を残さない-

中学時代

中学受験で第一志望の中学に入った後、周りの優秀な友人に感化された私は、中学1、2年のころ文字通り「狂ったように」勉強していました。正直大学受験の時よりも圧倒的に勉強していました。しかしそのころの勉強は、あくまで学校の内容にとどまり、塾にも行っておらず、とにかく副教科を含め全教科を完璧にしようというもので、今思えば大変効率が悪く大学受験のメリットにもならないものでした。

その後中3を迎えるとその勉強熱は突如消え去り、反動で今度は全く勉強しなくなりました。それでも中2までの貯金と一種のコツを覚えたためか、学内ではそれなりの順位をキープしていました。

中学時代の反動

高校生になり、周りが何となく大学受験を意識しだしても私の堕落生活は変わりませんでした。特に高2では通っていた塾の内容が難しすぎたうえ理系科目への苦手意識が止まらなくなり、部活を言い訳にろくに勉強した記憶がありません。

その空白の3年間のツケは、周りが頑張り始めた高校3年生で現れました。それまでそれなりに維持してきた成績がみるみるうちに下がり、問題は解けなくなり、なのに堕落生活に順応した脳はすぐには受験生脳には切り替われず、周りが必死に頑張っている中私は机に向ってはいるが集中力はゼロという最悪の状態でした。

「遊んでもいいがサボるな」

その後運よく名大に拾っていただけましたが、今でもあの時もっと頑張っていたら……と後悔してばかりいます。 そんな私から大学受験を控える皆さんに伝えたいのは、「遊んでもいいがサボるな」ということです。私の中1,2の勉強は、効率も悪く、正直あれほどやって覚えた副教科は今では1mmも思い出せず、ある意味無意味なものでした。

しかし私は当時のことを後悔してはいません。もちろんあの勉強熱を先取り勉強に使っていれば後々楽だったんだろうな、くらいは思いますが、それでもあそこまで必死にやったことは私の財産です。

対して大学受験の時は、怠惰なサボり生活の中で残した苦手に永遠に苦しめられ、サボった自分を恨みながら、自分はこんなもんじゃないと信じたい気持ちとでもやっぱりできないじゃないかなどという邪念に憑りつかれ、肝心の勉強にも集中できないという最悪な悪循環状態でした。

遊ぶなら全力で遊んでください。後で思えば無駄なことでも、全力でやったことは後悔しません。ですが、サボらないでください。怠惰に過ごした時間は、取り返しがつかないだけではなく後々の自分を大いに苦しめます。とはいえずっとハイペースで勉強し続けろとは言いません。

「苦手を残さない」これだけでいいです。でもこれを達成するためにはコンスタントな勉強が必要なはずです。コンスタントに勉強を続けていれば、いざ受験生を迎えたときにスムーズに脳にスイッチが入るはずです。  

皆さんが私と同じ轍を踏まず、希望の進路に進むことができることを祈っています。

編集者コメント

体験記を書いていただきありがとうございました。

中学生や高校生の初めの時代は勉強に対するモチベーションがあまりわかないものだと思います。志望校が決まってくればまずそこに入学するぞ、というモチベーションが湧くものです。

それまでは遊ぶときはしっかり遊び、英語と数学に苦手を残さないようにこつこつと勉強することが大事だと思います。

とはいえ、英語と数学を抜かりなく勉強しておくことは結構大変ですが…
頑張ってみてください!